ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論
小林よしのり
小学館
小林よしのりの新作です。
いま、本屋さんの店頭に並んでいるので、知っている人も多いと思います。
内容は、ぼくたち一般の日本人が抱えている、天皇にたいする認識不足、あるいは誤った認識を正そうとするもの。
随所に天皇に関する基礎知識などが盛り込まれていて、勉強になります。
たとえば、「天皇は国民ではない」とか。
めちゃくちゃ単純なことですが、普段はこんなこと意識しませんよね。
つまり、日本にいる人間は2種類。国民と、天皇。
では、国民主権である日本では、天皇には主権はないのか。
たとえば、「天皇制、あるいは天皇制度という言葉は間違いである」とか。
たしかにそうですよねー
別に制度ではないです。制度というのはぼくたちが作り出してぼくたちが管理するものですが、
天皇はぼくたちが作り出したものではなく、国生みのときから日本国を護り、祭事を行い、日本国民の心の支えとして存在してきました。
たとえば、「日本国で一番自由がないのは天皇である」とか。
これはあくまで皮肉で言っている例ですが、
たしかに、日々の公務におわれ、下手な言動をすることは許されず、常に笑顔を浮かべながら、自らの一挙手一投足に神経をすり減らさなければいけない立場というのは、しんどいでしょう。
雅子妃の心労にも、共感できます。
将来皇后になることを考えると、やはり不安ですが、がんばっていただきたいです。
ただ、ぼくはこの本を読みすすめる上で、あまり気持ちがよくなかったです。
理由は、内容うんぬんとかではなく、
小林よしのり本人に対しての感情です。
なんというか、
自らのことを美化しすぎだろ、と思いました。
たびたび画中に登場する、キリッとした顔で、もっともなことを言う小林よしのり。
「みんなは知らないかもしれんけど、わしだけが正しいことを知っている。正しいことをはっきり言えるわしはかっこいい」
みたいな雰囲気。
小林よしのり本人が、それをむしろ売りにしていることも承知のうえですが、
なんつーか、うんざりしました。
全体的には、知識が詰まった濃い一冊だと思います。
日本のことを知りたい人にはお勧めです。
- 2009/06/30(火) 17:45:46|
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| コメント:2
おお〜 コメントありがとう!見てくれてたんだ〜笑
うん、MIXIでメッセージしといたから、そっち参照で!
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- 2009/06/30(火) 20:26:59 |
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